Pythonを勉強したいけど、どうやって進めれば良いか分からない。
挫折しそうで不安だな…。
この記事では、こういった悩みを解決します!
筆者はPythonの独学を始めましたが、学習方法に迷って挫折した経験があります。
「あの時知ってれば良かった・・」と思う、Pythonの習得方法をお伝え致します。
プログラミングの挫折率は90%と言われてます。しかし、学習方法を理解し継続できれば、プログラミングは誰でも習得ができます。
Pythonは人気があるプログラミング言語で、「業務効率化・データ分析・AI機械学習」などが得意な言語です。Pythonを習得することで、ITスキルがある人材に成長ができるので、ぜひ挑戦してみましょう!
プログラミングは才能がなくても、正しく学べば誰でも習得可能です!
Python学習ロードマップまとめ
Pythonで出来ることを理解し、したいことを絞ります。
実務で使えることや、興味あることを探してみましょう。
Pythonの文法は、他の言語と比較しシンプルなことが特徴です。
「Progate」というwebサービスがおすすめです。
Pythonを学ぶときは、動画学習をメインに学ぶのがおすすめです。
転職を本気で考えるなら、プログラミングスクールを検討してみましょう。
Pythonを始める環境作り)は挫折ポイント!
「Google Colaboratory」を活用すれば挫折を防止し、最短で学習をスタートできます
平日仕事をしている方で、毎日「2時間」の学習時間でOKです!
Pythonより別の言語の方が向いている場合もあるのでしっかり下調べしましょう。
手順を一つずつ解説していきます!
Pythonでしたいことを決める
Pythonのできることを理解し、何をしたいか決めることは最重要です
なぜなら、Pythonはとても汎用性がある言語で色んなことが出来るため、
色んなことに手を出して「何も習得できなかった…。」と挫折に繋がりやすいです
重要なことは、
- Pythonの特徴と、できることを理解すること
- なりたい自分をイメージして、したいことを決めること
ではPythonの特徴と出来ることを確認していきましょう。
Pythonの特徴
Pythonの特徴
- 文法がシンプル
- ライブラリ(便利なパッケージ)が豊富でできることが多い
- 世界で人気No.1のプログラミング言語(2023年時点)
Pythonは他の言語と比較してコードの書き方がシンプルなので、初学者にも始めやすいプログラミング言語です。
また、ライブラリが豊富なので汎用性があるプログラミング言語です。
ライブラリとは、
使いやすい機能がまとまったパッケージのような物です。例えば、エクセルをPythonで操作する時に「openpyxl」というライブラリを使うと、少ないコードで、エクセルを簡単に操作することが出来ます。
Pythonの出来ること
Pythonの出来ることを、大きく分けると「5つ」です
興味ありそうな分野をピックアップしてみてください!
- 業務効率化
【初心者おすすめ度:】 - webスクレイピング
【初心者おすすめ度:】 - アプリ開発
【初心者おすすめ度:】 - データ分析
【初心者おすすめ度:】 - AI・機械学習
【初心者おすすめ度:】
業務効率化
【初心者おすすめ度:】
実務にも役立ち、入門者にもおすすめです
例えば「大量にあるエクセルファイルを、一つにまとめてPDFに変換する」等が自由にできます
Microsoft製品のエクセルだけで自動化・業務効率化をするなら別のプログラミング言語「VBA」でも使えたり、Googleアプリを自動化するなら「Google apps script(GAS)」というプログラミング言語を学習する手段もあります
Pythonで自動化するメリットは、「エクセルファイル→Googleスプレッドシートに書き込む」など。媒体を気にしない自由な自動化・業務効率化が出来て、Pythonだけで色んなことがこなせる点です
その他では、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)というwebサービス公式のプログラムも作れます。例えば、Pythonで「Twitter API」を使って、Twitterを操作・自動化も出来ます!
webスクレイピング
【初心者おすすめ度:】
データ収集などマーケティング・副業にも使えるので、Python初心者におすすめ!
webスクレイピングとは、webサイトの情報をPythonを使って、必要な情報のみを取り出すことができるスキルです
例えば、「転職サイトの会社名・募集要項・会社アドレスを1000件を取得し、エクセルやCSVで出力する」等が出来ます
大量の情報を自分でコピペするのは現実的に無理があるので、スクレイピングのスキルが重宝します!
他には、「Google検索した上位記事のタイトル・アドレスを大量に取得する」なども出来ます。
一般のスクレイピングツールとは違い、無料で自分でカスタマイズした情報収集ができる点が魅力です
アプリ開発
【初心者おすすめ度:】
Pythonに慣れた後でWebアプリに挑戦してみましょう!
プログラミングといえばアプリ開発が思い浮かびますよね。Pythonで作られたアプリとして「youtube・Instagram・pinterest」などが有名です。
特にPythonは、「webアプリ」と「デスクトップアプリ(自分のPC上で使えるアプリ)」が得意です。
もし「スマホアプリ」を作りたい場合は、他の言語を検討しましょう。
プログラムの基礎知識の他に「フロントエンドの知識・フレームワークの知識・サーバーの知識」など幅広い知識が求められ難易度は上がります!
データ分析
【初心者おすすめ度:】
初心者の方から使え、高度なレベルだと「統計学」など専門的な学習も必要なため、初心者おすすめ度は「3」
IT化が進んでいることでデータ活用の価値が高まり、デジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)化が重要ですよね
Pythonはデータ分析に関するライブラリ(便利なパッケージ)が有名かつ豊富なので、学習教材もたくさんあるため得意な分野です
専門家でなくてもリテラシーレベルがあれば十分活用できる上、仕事内容によって即実践ができるので初心者にもおすすめ出来ます!
学習する際はエクセル分析は一通りできるようにした上で、Pythonと同時進行しながら実務で活用すると学習の理解が深まりやすいですよ
AI・機械学習
【初心者おすすめ度:】
習得難易度は最高クラス。「統計学」と「数学」を理解する必要があります
AIは「数学・統計学」を使って特徴を分類判別し、人間の思考のような判定が可能な技術です
PythonはAI・機械学習が得意なことで有名で、特化したライブラリ(便利なパッケージ)が豊富にあるため、向いているプログラミング言語です
将来は色んな仕事がAIに代替されると言われています。知識だけでも学習する価値は非常に高いです
やりたいことが見つからない場合
もし、やりたいことが見つからない場合は、「実務で使えるもの・初心者でも学習しやすいもの」がおすすめです!
- 実務で使えるもの
- 初心者でも学習しやすいもの
業務効率化だけなら、他のプログラミング言語の「VBA・GAS(google apps script)」から学習してみるのもおすすめです。Pythonで操作するイメージが湧きやすくなります
焦って決めずに、自分が何をしたいかをじっくり考えてみてください
Pythonの基礎を学習しながら、やりたいことを絞るでもOKです!
Python基礎をやってみる
Pythonの基礎を試す場合、環境構築(pythonを始める環境作り)が大変なことが多いので
環境構築が要らないwebサービスの「Progate」の利用がおすすめです
Progeteはプログラミングを始める時に、人気のwebサービスです。Pythonを始めるための事前準備が不要で、ネット環境があればすぐ始めることが出来ます。
無料で初めてみて、面白いと感じたら、1ヶ月プラン約1400円でPythonのコースを試してみてください。
Pythonの基礎
- 文字列・数値の扱い
- 四則演算
- 変数の考え方
- if文(条件分岐)
- for文(繰り返し処理)
- リスト・辞書の扱い
- 関数
プログラミング言語は、基礎の考え方はどれも同じです!
つまり、一つの言語を習得すれば他の言語の習得も早いので、学習は無駄にならないです。
Pythonを学習する教材を選ぶ
学習方法を確認しましょう!
学習方法を見極めることで、目的とは違うプログラミングスクールにお金を使ってしまったり、初めから書籍を使って学習をして内容が分からず失敗する。といった挫折ポイントを避けることが出来ます。
自分にマッチした学習方法を選ぶことで、挫折を避けながら、効率的にPythonの学習が出来るようになります。
学び方を決めるメリット
- 挫折を避ける
- お金を節約できる
- 自分にマッチしていると習得が早い
目安期間の3日間ぐらいは、色んな教材を確認してみましょう!
次は、種類別に選ぶ目安を紹介します
「サイト型」webサービス
「サイト型」webサービスがおすすめな人は、
- プログラミング学習が初めての人
- すぐに学習を始めたい人
Pythonを始める準備の環境構築が不要で、お試し感覚で試せるのがメリットです。
Pythonの基礎を試すなら、Progateがおすすめです。本格的に学ぶなら、PYQというサービスがおすすめです。
PYQは月額約3000円とProgateより価格が上がりますが、基礎から応用の使い方・webアプリ作成・スクレイピング・AIなど、いろんなジャンルの学習が出来る点が魅力的です。
「動画型」webサービス
動画がメインのwebサービス教材は、コードの流れや動きを確認しやすいのが特徴です。
おすすめの動画型Webサービスは「YouTube・Udemy・デイトラ」
Udemyは買い切りの動画サービスで、セール時はコンテンツが約1500円〜2000円で購入ができます。
メインはUdemyで学習し、無料のyoutubeで学習量を補足するのが効率的です
デイトラは、スクールと動画コンテンツが合わさったようなwebサービスで、質問し放題・PythonコースはSNS自動化に特化した学習ができます。
「動画型」webサービスがおすすめな方は、
- 基礎が終わった方
- 自分のペースで自由に学習したい方
- お金はできるだけ節約したい方
- 独学したい方
動画型webサービスは、一番お世話になりました!
流れを目で確認し、音声でもインプットができるので頭に残りやすいです!
書籍
プログラミング学習といえば書籍で学習するイメージもありますが、書籍だと「コードの動きが分かりにくく、頭に残らずイメージが湧かない」などの理由で挫折しやすいです。
また出版された時期によっては、Pythonのコードが動かず学習が進まないことがあります。
書籍のメリットとしては、深い知識が網羅的に学べることなので、ある程度Pythonを理解できるようになったタイミングで、「知識の深掘り・理解をさらに定着させる」目的の使い方がおすすめです!
書籍で学習する場合「Kindle unlimited」を使うと、電子書籍が読み放題になるのでコスパ抜群です!
書籍がおすすめな方は、
- コードをある程度書けるようになった方が、知識の深掘りがしたいとき
プログラミングスクール
プログラミングスクールは、転職を考える方・集中して学習できる環境を作りたい方におすすめです!
費用が「30万〜80万円」ほどかかるのが一般的で、目的に合わせたカリキュラムや面談、転職支援、面接対策などの支援が強い味方です。
高いお金を支払っているので、簡単には辞めれない環境を作り出すのもメリットです。
教えてもらうことを当たり前にすると、スクールに通っても上達しないので、独学力は大切です!
プログラミングスクールがおすすめな方は、
- webエンジニア転職を本気で考えている方
- AIエンジニア転職を本気で考えている方
- 質問できる環境が欲しい方
ググって調べる
プログラミングにおいて検索することは、非常に重要な手段です。世の中の先人たちが、エラーの解決方法やソースコードを紹介してくれています。
直接解決に繋がらなくてもヒントになり、解決できる場合が多いです!
例えば、Pythonでopenpyxlというライブラリを使って、エクセル自動化をしたいなら、
「Python openpyxl 使い方」で検索すればOK!
エラーを解決する場合
- エラー文の英語を日本語翻訳にかけて内容を理解し、コードの改善
- エラー文をコピペでGoogle検索に入力し検索して、答えもしくはヒントを得る
エラー文の翻訳は「DeepL翻訳」が使いやすい。https://www.deepl.com/translator
ググったコードをコピペして、アレンジを加えるだけでプログラムを完成させることも可能です!
Pythonを始めるための環境構築
Pythonを始めるには、基本的に環境構築(Pythonを始める環境作り)が必要です。
大きく分けると、自分のPCにオフラインでPythonを始める「ローカル環境」と、オンライン上でPythonを始める「クラウド環境」に分かれます。
当ブログはクラウド環境のGoogle colaboratory(グーグルコラボラトリー)がお手軽で使いやすいのでオススメしています!
ローカル開発環境(自分のPCで環境を作る)
自分のPCでPythonを始めるために、カスタムしていくイメージです。
Anacondaという統合開発環境(Pythonスタートアップセット)のインストールや、コードを書くためのエディターを用意するなど工程が必要です。
ローカル環境構築の一例
- Pythonをインストール
- Anacondaをインストール
- コードを書く「エディター」を準備
- 環境を作成
- 環境の中に必要なライブラリをインストール
手順が以外と大変な上にPCの種類(WindowsやMac)によっても方法やコード内容が変わってきます。
ローカル環境構築は挫折しやすいポイントなので、次に紹介するGoogle Colaboratoryをおすすめします。
Google Colaboratory(グーグル・コラボラトリー)
クラウド環境としては、Googleが機械学習の教育・研究用に作成したツールGoogle Colaboratory(Googleコラボ)」がおすすめです。
無料で使えて、環境構築不要、PCの種類に影響しないなど、メリットが多いです。
Google colaboratoryの特徴
- Gメールがあれば、環境構築不要
- Googleドライブで管理が出来て、共有が簡単
- PCのスペックに影響されない
- 機械学習で必要なGPUが、無料で使用できる
コラボは、手軽に始められる上にメリットが多いです!
Python学習のポイント
次は、Pythonを学習して感じたポイントを紹介します。
Python学習のポイント
- 教材は多い方が良い
- 実践に活かし挫折を避ける
教材は多い方が良い
プログラミングは同じ結果になっても、コードの書き方が人によって違います。
1つの教材で学ぶより、様々なPythonのコードを学ぶ方が、比較ができることで理解しやすくなります。
実践に活かし挫折を避ける
私がPythonを実際に学習してみて感じることは、「面白い!」と感じることだけをモチベーションにすると、一つ達成すると満足して終わりになることが多いです。そのため、実務でプログラムを使ってみると継続に繋がりやすかったです。
積極的に自分の仕事に活かしたり、人の役に立つプログラムを作ってみましょう!
Python学習ロードマップのまとめ
Pythonを学習するためのロードマップ
- Pythonでしたいことを決める
- Python基礎をやってみる
- 学び方を決める
- Pythonを始めるための環境構築
Pythonは使い方や工夫が必要な言語です
習得すると多様性や活かし方が多く、色んな場面で役立たせることが出来ます
自動化・IT・AIの知識を学ぶと、ビジネスの場面での活用や、人材価値が高まります!
プログラミングは正しく継続ができれば、誰でも習得できるので是非挑戦してみてください!
当ブログは、「挫折しにくいPythonスキル」を紹介していますので、お役立てください!